2020年11月3日   背中を。

  こんにちは伊予之鈍才です。

 

 あと2年半で辞める素晴らしい男の背中をみせていただきました。結果は敗北ですがきっぱりと職責を全うして身を引く。ご苦労様でした。

 話は変わりますが背中をみせる。背中を押す。背中で語る。ことは実際はとても難しいことです。伝える側と受け取る側の疎通性や気持ちも大きく左右されるかもしれません。

 一言背中でとは言うわやすしするはかたしでしたか?単純なものではありません。ま、僕にはその示せる背中はありませんが、現在も言葉で示すことも大切ですが行動をもって示すことも大切です。

 相手の意図をくみ取る実行するそれを後輩に同じ方法で示していくことが大切であると思います。そうこの受け継がれて続いていくことこそがとても大事だと信じています。

 人生は一見勝ち負けに見えますがそれは見る人や関わってきた人によって大きく変わります。勝って終わりではありません。当然負けて終わりでもありません。達成感で一区切り終わったと自分のけじめつけるのも一つ無理だったと思うのも一つ勝って良かったと思うのも一つただどちらにしても生活は終わらない。

 そうなのです。定年退職したからといって自由奔放好き放題はできません。どれを選んでも直ぐ次の瞬間一から始まっているのです。終わらないのですね。人生がある限り人の世が続く限り。例え僕の人生が終わっても世の中は終わらない。

 愛媛で敗者の気持ちを考えてみますが当時の人の気持ち思いは伝わってきません。どうしても勝者に目がいきますが伊予の武将たちはどこまでをどう臨んでいたかは知る由もありません。でも敗者としてこの地に歴史を刻みこの地の人々に温かく見守られています。決して彼らの足跡を侮ることはできません。

 多くの得るものがあると思います。歴史は全ての人のものです。

 皆様くれぐれもお体には気をつけてください。